庭リフォームの費用について
最近注目を集めているのが、外構やエクステリアを初めとする庭のリフォームです。
時間の経過に伴い古くなってしまった庭を整えるためだけでなく、新たに購入した住宅の庭を理想の形にするためにリフォームする人も増えています。
しかし、同じリフォームであっても、庭のリフォームと家の中のリフォームでは勝手が異なる物です。
そのため、庭のリフォームをする前にどんな特徴があるのか、どれくらいの予算を用意すれば良いのかを把握しておく事が大切になります。
庭のリフォームをするメリットと掛かる費用の相場についてチェックしていきましょう。
エクステリア・造園などの庭のリフォームを行うメリット
エクステリア・造園などの庭のリフォームを行う事には、様々なメリットがあります。
もちろん、工事の内容によって得られるメリットには差が生じますが、多くのリフォームに共通する部分がある事も確かです。
見た目や機能性が変わるという点は、家の中のリフォームと同じであるものの、細かい点をチェックして見ると庭のリフォーム独自のメリットがある事が分かるでしょう。
庭のリフォームのメリットについて詳しく把握しておけば、それだけ満足度の高い施工を依頼出来る可能性は高くなります。
以下に挙げる項目は、庭のリフォームをするメリットの中でも特に知っておきたい物です。
外観のイメージを変えられる
家全体のリフォームをしなくても外観のイメージを変えられるという点は、庭のリフォームの大きなメリットです。
高さのある塀を低めの生垣にする・門や門柱を新しい物と交換するといったリフォームをするだけで、今までとは違った雰囲気を楽しむ事が出来ます。
また、庭にタイルやレンガを敷き詰めるリフォームなら、イメージを変えると共にメンテナンスに掛かる手間を減らす事も可能です。
メンテナンスを怠って荒れがちになっている庭なら、外観のためにリフォームをする価値はさらに高まります。
予算に合わせて計画を決められる
予算に合わせて計画を決められる点も、庭のリフォームのメリットの1つです。
家の中のリフォームのように強度に関わる構造上の問題が少ないので、一部分だけをリフォームする事が出来ます。
用意出来る予算が少ない場合、小規模なリフォームだけを行って費用を抑える事も可能な訳です。
また、リフォームを複数回に分けて、少しずつ理想の形へ近付けていくというスタイルも取れます。
状況に応じて、途中で計画を変える事が出来る柔軟性も魅力と言えるでしょう。
庭の造成や外構のリフォームは防犯対策にも役立つ
庭の外構をリフォームする事は、防犯対策にも役立ちます。
見通しの悪い高い塀は周囲からの視線を遮ってしまうため、防犯上の問題が多くなりがちです。
家への侵入者の姿が見えにくくなる事で、空き巣などの犯罪被害に遭う危険性が高まってしまいます。
そのため、塀を低くする・見通しの良いフェンスに変えるなどのリフォームをする意味は大きいのです。
他にも、死角を意識した生垣の造成など、防犯に役立つ庭のリフォームは多数あります。
家のセキュリティが気になり始めたら、庭をリフォームする事を考えてみると良いでしょう。
庭のリフォームに掛かる費用の相場
庭のリフォームにどれくらいの費用が掛かるか気になっている方も多いでしょう。
依頼する業者や工事内容によって費用は変わってきますが、おおまかな価格相場を把握しておいて損はありません。
想定している予算でどれだけのリフォームが出来るのかイメージしやすくなるからです。
また、相場からかけ離れた法外な値段を提案してくる悪徳業者に騙されないための備えにもなります。
予算別に、どの程度の工事を行えるのかについてチェックしていきましょう。
50万円未満の場合
50万円未満の予算で行える庭のリフォームの代表的な例としては、ベランダやバルコニーの新設が挙げられます。
ウッドデッキやタイルデッキを取り付けてベランダやバルコニーを作る工事は、庭のリフォームの中でも注目度の高い物ですが、50万円以内で施工出来る場合が多いのです。
また、既にベランダやバルコニーが庭にあり、雨漏りの補修などのメンテナンスだけを行う場合であれば、10万円以下の予算で施工出来る事もあります。
ただし、雨漏りが家に影響を与えている場合などには費用が高くなるケースが出てくるので、依頼する前にしっかりと見積もりを確認する事が大切です。
50〜100万円の場合
ウッドデッキやタイルデッキを庭に設置するだけでなく、周辺にタイルやレンガを敷くリフォームも行う場合、予算は50〜100万円程度を想定する必要があります。
合わせて花壇を造成するなどの工事も可能ですが、規模が大きくなると当然かかる費用も高くなるので注意が必要です。
また、サンルームの設置も50〜100万円程度の予算で可能な庭のリフォームです。
湿気・結露への対策を含めての価格相場なので、庭に雨の日でも洗濯物を干せるスペースが欲しいならうってつけのリフォームと言えます。
100万円以上の場合
門柱や塀などの外構部分や花壇や家庭菜園の設置なども含んだ総合的な庭のリフォームをする場合、100万円以上の予算が必要となります。
理想の庭に強いこだわりがある場合、実現に150万円以上の費用がかかる事も珍しくありません。
高級住宅に見られるような品質の高い庭を目指すのであれば、予算が500万円に達する事もあります。
また、子供が遊べるツリーハウスを設置するなど、オリジナリティのある庭作りをする場合も100万円以上の予算を考えておいた方が無難です。
庭のリフォーム工事の施工例とその価格相場
予算別に可能な庭のリフォームの内容を見てきましたが、施工例ごとの価格相場についてもチェックしていきましょう。
実際の施工例とその価格相場を確認する事で、さらにリフォームの予算についての理解を深める事が出来ます。
以下で紹介する施工例は、いずれも庭のリフォームでよく行われる工事ばかりです。
自分の考えているリフォームの内容に近い物をチェックして、費用の相場の感覚を掴んでおきましょう。
また、複数の施工例の価格相場を把握しておけば、多くの選択肢の中から優先度の高いリフォームを決める際にも役立ちます。
砂利を庭の犬走りやアプローチに敷く
砂利を庭の犬走りやアプローチに敷くリフォームは、手軽にアクセントを加えられる工事です。
砂利と一口に言っても複数の選択肢があり、和風・洋風などのラインナップの中から好みの雰囲気の物を選べます。
また、見た目のアクセントだけでなく、水たまりの防止や音の発生による防犯対策など、機能面でも有用なリフォームです。
砂利の流出の防ぐためのレンガなどを別にすると、費用は1平方メートルあたり3千円から1万円程度となっています。
庭に芝を敷き詰める
庭に芝生を敷き詰める工事も、リフォームの中では一般的な物です。
一面緑の芝生は庭のイメージを大きく変えますし、照り返しによる温度上昇を防いだり、冬の寒さを和らげたりといった効果も期待出来ます。
荒れ放題になってしまっている地面を改善したいなら、行う価値の高いリフォームです。
使われる芝には、高麗芝や姫高麗芝などがあり、種類によって値段が変わります。
安い芝を使うのであれば、1平方メートルあたり3千円程度の費用で施工する事も可能です。
庭にウッドデッキを新設する
ウッドデッキを新設する工事は、庭のリフォームの中でも特に人気が高いのです。
ウッドデッキには独特の風合いが魅力の天然木から作られた物と耐久性の高い人工木から作られた物があります。
ただ、天然木にはさらにソフトウッド・ハードウッドという種類があるため、価格に幅の出てくるリフォームです。
実際の事例を見てみると、工事費を含めて1平方メートルあたり3〜6万円程度で施工されているケースが多いと言えます。
なお、ウッドデッキに手すりや階段を付けたい場合には、別途料金が必要となります。
タイルやレンガを活用して洋風の庭にする
タイルやレンガを活用して洋風の庭にするリフォームは、外観を雰囲気を変えられるだけではありません。
手入れの大変な雑草への対策としても役立つリフォームです。
タイルやレンガを敷く施工費だけではなく、その下準備として地面を平らにしたりコンクリートを打ったりするための費用も想定する必要があります。
また、タイルやレンガの床に合った花壇や外構にリフォームする場合、さらに多くの予算が必要になるでしょう。
庭の広さにもよりますが、タイルやレンガに30〜40万円程度、外構やエクステリアに90〜100万円程度かかるため、トータルでの価格相場は130万円程度となります。
庭のリフォームのポイント
初めて庭のリフォームをする場合、経験不足から漠然とした内容で工事を依頼してしまいがちです。
しかし、リフォーム計画の立て方や業者選びが不十分だと、後悔の残る結果になってしまいかねません。
リフォームの途中で予算オーバーになってしまう場合もあります。
小規模な工事から始められるとは言え、施工前に庭のリフォームに関する注意点をきちんと把握しておくべきでしょう。
庭をリフォームする上で特に重要となるポイントは、以下の2点です。
ゾーニングが大切
リフォームで庭全体の雰囲気を大きく変えたいと思っているなら、ゾーニングが大切になります。
ゾーニングとは、一部分のリフォームに注目するのではなく、通路や駐車スペースの位置取り、塀やフェンスの高さなど工事内容を庭全体で考える事です。
ゾーニングが不十分だと工事を進めていく中でどんどん追加の要望が生まれ、費用が増えていってしまいます。
そのため、工事を始める前にしっかりとゾーニングを意識したリフォーム計画を立てましょう。
その際、外側から見た庭の外観だけでなく、家の中からの庭の見た目を考える事も大切です。
施工業者を選ぶ際の注意点
庭のリフォームを依頼する施工業者を選ぶ際には以下のような点に注意しましょう。
・ホームページなどで公開している過去の施工例に問題はないか
・1級造園技能士、1級造園施工管理技士などの資格を持つスタッフがいるか
・こちらの要望を汲んだプランの提案やリフォームに関する助言をしてくれるか
・見積もりの内容が詳細かつ分かりやすく記載されているか
・価格相場と比べて極端に高いあるいは安い金額を提示していないか
また、最適な依頼先を選ぶために、複数の業者から見積もりを取って比較する事をオススメします。
庭のリフォームまとめ
庭のリフォームには、外観を変えられる・予算に合わせて施工出来る・防犯対策になるといったメリットが存在します。
施工出来るリフォーム内容は掛ける費用によって異なり、総合的なリフォームをする場合には100万円以上掛かる事も珍しくありません。
実際の施工例としては犬走りに砂利を敷く・地面に芝生を敷き詰める・タイルやレンガで庭全体の雰囲気を洋風にするなどのリフォームがあり、それぞれ異なる価格相場となっています。
庭のリフォームをする際はゾーニングを意識した上で、適切な業者を選ぶ事が大切です。
手軽に複数のリフォーム業者を比較検討したいなら、一括見積もりサイトを活用する事をオススメします。
リフォーム費用の適正は?【見積もりが100万円以上安くなる!?】
リフォームを行う際、知り合いの業者、近くの業者など、見積もりを取ると思います。
しかし、業者によって大きく費用が変わってくるため、適当に業者選びする事は避けなければなりません。
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