吹き抜けリフォームの費用について
家をリフォームする際、新たに吹き抜けを作って広い空間を確保するという事例は多いのです。
また、逆に既存の吹き抜けを無くして、部屋を増やすというリフォームを行う場合もあるでしょう。
どちらのケースでも建物の構造を大きく変える事になるため、本当にリフォームが必要かどうか考える事が大切です。
吹き抜けを作る・無くすリフォームに掛かる費用を把握した上で、その金額に見合ったリターンを得られるか慎重に検討する必要があります。
吹き抜けリフォーム費用の相場と吹き抜けのメリット・デメリットについてチェックしていきましょう。
吹き抜けのためのリフォームに掛かる費用
吹き抜けのためのリフォームには、既存の吹き抜けを修繕するリフォームと新たに吹き抜けを作るリフォームがあります。
吹き抜けを修繕する場合、傷んだ部分の交換や新たな設備の設置だけで済む事が多いので、リフォーム費用はそれほど高額にならないケースが多いのです。
一方、新たに吹き抜けを作る場合、殆どの事例で大規模なリフォームが必要となります。
工事自体の費用だけでなく、強度計算などに掛かる費用も考慮する必要があるため、支払うトータルの金額は高くなりがちです。
既存の吹き抜けをリフォームするための費用
新たに吹き抜けを作るのではなく既存の吹き抜けをリフォームする場合、修繕内容によって掛かる費用が異なります。
手すりを取り付けたり、古くなった手すりを交換したりするリフォームの相場は10〜50万円程度です。
相場に幅があるように見えるかもしれませんが、それは手すりの材質によって掛かる費用が変わるためです。
木製や金属製の手すりであれば、20万円以下でリフォーム出来る事は珍しくありません。
しかし、最近注目が集まっているポリカーボネート板を採用する場合、費用が30万円を超える事も覚悟しなければならないでしょう。
他にはカーテンシェードやロールスクリーンを設置するリフォームがあります。
こちらの相場は8〜15万円程度と比較的安く、空調対策としては吹き抜けを無くすよりも手軽です。
リフォームで吹き抜けを新たに作る際の費用
リフォームで吹き抜けを新たに作るには、吹き抜け部分にある部屋を撤去した上で天井を適した形に変更する必要があります。
吹き抜けを新規に作るリフォームの費用の相場は、150万円程度です。
ただ、この金額は建物の構造によって大きく変動する可能性があります。
吹き抜けを作る部分に建物の強度と関連の深い柱や梁がある場合、2倍以上の費用が掛かる事もあるので注意しましょう。
逆に天井の処理を行う必要がない場合などには、より安い費用でリフォーム出来る場合もあります。
吹き抜けを作るメリット・デメリット
リフォームで吹き抜けを作る事のメリットとしては、開放感のある空間となる事が挙げられます。
部屋の面積が狭くても、天井が高くなる事で開放感を出す事が可能です。
また、高い場所に窓を設置出来るため、採光しやすいという点もメリットと言えます。
しかし、吹き抜けを作る事にはデメリットもあります。
空間が広くなる事で空調の効率が悪くなりますし、2階の生活音が気になる事も増えるでしょう。
窓の掃除や照明の交換も通常の部屋と比べて大変になるため、どんな場合でも費用をかけて吹き抜けを作る事がベストという訳ではありません。
吹き抜けを無くすリフォームに掛かる費用
吹き抜けのデメリットが気になるのであれば、リフォームを行って既にある吹き抜けを無くす事も可能です。
また、子供部屋や収納スペースを増やす目的で吹き抜け部分を活用する場合もあるでしょう。
吹き抜けを無くすリフォームは、行う目的によって必要となる作業に違いが出てくる工事です。
そのため、掛かる費用の相場にも差が生まれます。
家全体の構造や吹き抜けの広さなどによって費用は上下しますが、大体の目安となる相場は以下の通りです。
エアコンのために吹き抜けを無くすリフォームに掛かる費用
新築の時点では空調に問題がなくても、時間が経過する事で断熱が劣化する場合があります。
そのせいで室温の調整が上手く行かず、夏は暑く冬は寒い空間になってしまう事もあるでしょう。
吹き抜けを無くすリフォームを行えば、空間を狭くしてエアコンが効率良く働く環境を作る事が可能です。
単に吹き抜けを無くすだけであれば板を張るだけで大丈夫なので、リフォームの費用はそれほど掛かりません。
吹き抜け部分の広さにもよりますが、20万円程度が相場となっています。
生活音のために吹き抜けを無くすリフォームに掛かる費用
吹き抜けのある家で暮らしていると、上の階から響く生活音や足音がうるさいと感じるケースが出てくる物です。
音の伝わりやすさは、下の階と上の階でコミュニケーションが取りやすいというメリットにもなります。
しかし、生活していく中で不便を感じる事が多いなら、吹き抜けを無くすリフォームをした方が良いでしょう。
生活音のためのリフォームもエアコンのために行うリフォームと同様に板を張るだけで良いので、20万円前後の費用で施工出来ます。
ただし、生活音の改善を主な目的とする場合、床の遮音・防音に関するリフォームをするという選択肢もあります。
そのため、どちらが適しているのかをしっかりと考えましょう。
吹き抜けを無くして部屋を増やすリフォームに掛かる費用
吹き抜けを無くすだけでなく、吹き抜け部分に部屋を増やしたい場合もあるでしょう。
部屋を増やすリフォームは板を張るだけでなく、床や壁、天井をしっかりと作る必要があります。
電気工事を行ったりドアを取り付けたりと付随する作業も多いため、より多くの費用が掛かるリフォームです。
そのため、費用として40〜60万円程度を想定する必要があります。
また、はめ殺し窓を開閉式の窓に変更する、壁紙を張り替えるなどの作業を行う場合、さらに費用が掛かる事もあるので注意してください。
吹き抜けを無くして納戸を増やすリフォームに掛かる費用
吹き抜け部分を生活出来る部屋にするのではなく、納戸にするという選択肢もあります。
収納スペース不足で困っているのであれば、その解決策として有用です。
吹き抜けを無くして納戸を増やすリフォームは、部屋を増やすリフォームと比べると必要な作業が少なくなります。
そのため、リフォームに掛かる費用を安く済ませる事も可能です。
相場としては50万円前後ですが、納戸に照明や換気扇を設置しないのであればそれ以下の価格での施工も出来ます。
また、吹き抜け部分に作る床を一段高くすれば、ある程度の開放感を残したままでリフォームする事も可能です。
吹き抜けに関するリフォームの費用まとめ
吹き抜けを新たに作るリフォームは、既存の吹き抜けを修繕する場合と比べて多くの費用が掛かります。
しかし、開放感の確保や採光のしやすさといった吹き抜けのメリットを重視するのであれば、リフォームをする価値はあるでしょう。
逆に空調や生活音の問題が気になるなら、既存の吹き抜けを無くすリフォームをする事も可能です。
吹き抜け部分に板を張るだけのリフォームと部屋や納戸を作るリフォームでは費用が違うので、目的や予算に合わせて選択しましょう。
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