下駄箱リフォームの費用や注意点
家族が増えたりする事で靴などが増えると、下駄箱のスペースを狭く感じ始める人は決して少なくありません。
また、長い間下駄箱を利用していると、下駄箱そのものが劣化してしまい、その見た目の悪化に悩む人も多くいます。
そんな人達におすすめなのが、玄関にある下駄箱リフォームです。
今回の記事では、下駄箱リフォームの特徴や工事の種類とその相場費用などについて解説します。
また、過去に行われたリフォームの実際の事例や価格、またリフォームのポイントや注意点なども解説していきます。
下駄箱リフォームの特徴
下駄箱リフォームの特徴は、主に以下の3つのものが挙げられます。
・マンションなどの狭い玄関を広くする事が出来る
・限られた場所でも機能性のある下駄箱を設置出来る
・暗くなりがちな玄関を明るく見せる事が出来る
それぞれの特徴について、1つずつ詳しく見ていきます。
現在、下駄箱リフォームについて興味があるけども、どのような特徴があるのか知らない方は、ここで一通りその特徴を確認しておきましょう。
マンションなどの玄関を広く出来る
下駄箱は製品を購入し、それを自宅へマンションなどの玄関に設置する事も出来ます。
しかし、マンションなどの玄関は、あまり広いスペースはありません。
そのため、既製品をの下駄箱を設置すると、フィットせず無駄に出っ張ったりしてしまい、スペースをさらに狭くしてしまうのです。
一方で、下駄箱リフォームであれば、既にある玄関のスペースのデッドスペースなどを活かして下駄箱を作る事が出来ます。
そのため、下駄箱リフォームを行えば、既製品を設置するよりも玄関のスペースを広いまま維持する事が出来るわけです。
この特徴は、下駄箱のある玄関のスペースが狭いと悩んでいる人にとっては、非常に大きなメリットになるでしょう。
限られた場所でも機能性のある下駄箱を設置出来る
先ほども触れましたが、マンションなどの玄関では、下駄箱を設置出来る場所は狭く限られている事が多いのです。
そして、その場所に合わせて既製品の下駄箱を購入しようとすると、場合によっては自分ちが必要な機能を備えていない下駄箱しか見つからない事もあります。
もしそのような下駄箱を無理して購入すると、見た目は新しくなるものの、十分に収納出来ないという問題が解決出来る事はありません。
しかし、下駄箱リフォームであれば、その限られた場所を前提に下駄箱を作るため、決して機能性を失う事はないのです。
そのため、収納という機能性を重視している場合には、下駄箱リフォームを行う価値は十分にあると言えます。
玄関を明るく出来る
玄関は、その環境上、暗くなりがちです。
しかし、下駄箱リフォームを行う事で、その玄関をより明るく出来ます。
なぜ下駄箱リフォームでは玄関を明るく出来るのかと言うと、既製品では出来ないようなアレンジを行う事が出来るからです。
例えば、リフォームで使う材質を白などの明るい色に揃えたり、収納スペースなどに照明を設置したりする事が出来ます。
このように、暗くなりがちな玄関を明るくする事が出来るというのも、下駄箱リフォームの1つの大きな特徴なのです。
下駄箱リフォームの工事の種類と相場費用
下駄箱リフォームの工事の種類と、それぞれの相場の費用についてご紹介していきましょう。
下駄箱リフォームの工事の種類は、以下の4つに分ける事が出来ます。
・既存の下駄箱のドアなどのパーツの取替えや取付け
・ユニット下駄箱への取替え
・オーダーメイドで下駄箱を作る
・シューズクロークを作る
これから、これらのリフォームの種類の内容と費用相場について、1つずつ詳しく解説していきます。
既存の下駄箱のパーツの取付けや取替え
既存の下駄箱のパーツの取付けや、取替えを行うリフォームについて解説していきます。
このリフォームは、既存の下駄箱はそのまま活用したい場合によく採用されるリフォームです。
具体的な工事の内容としては、例えば既存の下駄箱の扉を取り替えたり、塗装を再び塗り直したりする事。
その他には、既存の下駄箱の横に傘やスリッパの収納スペースを取り付ける事などが行われます。
そして、この既存の下駄箱のパーツの取付けや取替えの工事の相場費用は、10万円前後です。
もちろん、取り付けるパーツの量によっては10万円よりも安くなったり高くなったりしますので、あくまでも1つの目安として考えておきましょう。
ユニット下駄箱への取替え
ユニット下駄箱への取替えを行うリフォームについて解説していきます。
このリフォームは、既存の下駄箱では収納スペースが足りない場合や、劣化が激しく機能性が損なわれている場合などに良く行われるリフォームです。
既に工場などで大量生産されている規格品を設置するだけなので、工事が簡単ですぐに終わる特徴があります。
そんなユニット下駄箱への取替え工事の相場費用は、成人の腰あたりの高さのものであれば、既存の下駄箱の撤去費用などを含めて4万円から6万円前後。
そして、天井ほどの高さのあるものであれば、6万円から11万円前後が相場の費用です。
オーダーメイドで下駄箱を作る
オーダーメイドで下駄箱を作るリフォームについて解説していきます。
オーダーメイドでは、既に解説したように現在の玄関の状況を踏まえた上で下駄箱を作る事が可能です。
そのため、ユニット下駄箱などよりも更に空間のムダを無くし、さらに機能性も確保する事が出来ます。
そんなオーダーメイドで下駄箱を作るリフォームの相場費用は、10万円前後です。
ただし、玄関の床の状況などによっては追加工事が必要で、25万円から50万円ほどの費用が発生する事もあるので注意してください。
シューズクロークを作る
シューズクロークを作るリフォームについて解説していきます。
シューズクロークとは、名前からもイメージ出来る通り、靴をメインに収納するための収納スペースの事です。
ちなみに、シューズクロークは土間収納やシューズクローゼットなどと呼ばれたりもします。
また、このシューズクロークは下駄箱とは違って、玄関から離れた場所に作るものです。
そのため、玄関のスペースを広く取りたい人などには特に人気があります。
そんなシューズクロークを作るリフォームの相場費用は、既存の下駄箱の撤去などを含めて20万円から30万円前後です。
ただし、ウォークスルータイプと呼ばれる家の中にまで通る通路も設けるシューズクロークであれば、費用が50万円を超える事もあります。
下駄箱リフォームの実際の事例とその費用
過去に行われた下駄箱リフォームの実際の事例とその費用についてご紹介しましょう。
今回は、既に解説した以下の全種類における事例を取り上げます。
1.既存の下駄箱のパーツの取付けや取替え
2.ユニット下駄箱への取替え
3.オーダーメイドで下駄箱を作る
4.シューズクロークを作る
ちなみに、今回はそれぞれの種類で2つずつ事例をご紹介します。
実際に、どのくらいの費用でどんな内容のリフォームが行われているのか気になる方は、一通りチェックしてみてください。
既存の下駄箱のパーツの取付けや取替え
既存の下駄箱のパーツの取付けや、取替えを行うリフォームの事例について見ていきましょう。
1つ目は以下の事例です。
費用 | 6万円 |
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建物のタイプ | 戸建住宅 |
築年数 | 非公開 |
こちらは既存の下駄箱では狭かったため、収納スペースを追加した事例です。
使い勝手を良くするためにダボレールを設置しましたが、費用は相場よりも安い6万円で済みました。
2つ目は以下の事例です。
費用 | 9万円 |
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建物のタイプ | マンション |
築年数 | 30年以上 |
こちらは既存の下駄箱が劣化してきたため、塗装を塗り直した事例です。
臭いを吸収出来る塗料を使って、外側と内側の両方共塗り直しましたが、費用は相場とほとんど変わらない9万円でした。
ユニット下駄箱への取替え
ユニット下駄箱をへの取替えを行うリフォームの事例について見ていきましょう。
1つ目は以下の事例です。
費用 | 12万円 |
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建物のタイプ | マンション |
築年数 | 37年 |
こちらは既存の下駄箱をフローリングに合う木目調のユニット下駄箱へ取り替えた事例です。
天井近い高さのある下駄箱でしたので、費用は12万円必要でした。
2つ目は以下の事例です。
費用 | 16万円 |
---|---|
建物のタイプ | 戸建住宅 |
築年数 | 16年 |
こちらは備え付けの下駄箱が古くなったため、新しいユニット下駄箱に取替えた事例です。
片側がカウンターという特殊なタイプの下駄箱だった事もあり、費用は相場を若干超えた16万円必要でした。
オーダーメイドで下駄箱を作る
オーダーメイドで下駄箱を作るリフォームの事例について見ていきましょう。
1つ目は以下の事例です。
費用 | 3万円 |
---|---|
建物のタイプ | 戸建住宅 |
築年数 | 非公開 |
こちらはサイズが小さい下駄箱が欲しいという事で、玄関の横にある階段の下に下駄箱を作った事例です。
サイズはあまり大きくなく、扉も設置しなかったため費用は3万円で済みました。
2つ目は以下の事例です。
費用 | 15万円 |
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建物のタイプ | マンション |
築年数 | 非公開 |
こちらは既存の下駄箱よりも多くの靴を収納出来るように、大きめの下駄箱を玄関に合わせてオーダーメイドした事例です。
扉の内側に傘を置けるようにしたりしましたので、費用は相場を少し超えた15万円必要でした。
シューズクロークを作る
シューズクロークを作るリフォームの事例について見ていきましょう。
1つ目は以下の事例です。
費用 | 10万円 |
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建物のタイプ | マンション |
築年数 | 30年以上 |
こちらはベビーカーなどを玄関におけるように下駄箱の代わりにシューズクロークを設置した事例です。
可動式のシューズクロークでしたが、3段のみ、そして幅が狭い事もあって費用は相場よりも安い10万円で済みました。
2つ目は以下の事例です。
費用 | 50万円 |
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建物のタイプ | 戸建住宅 |
築年数 | 21年 |
こちらは既存の下駄箱では靴を収納しきれなかったため、大型のシューズクロークを作った事例です。
収納量がとても多いだけでなく、小物を飾れるようにするなどの工夫をしたので費用は50万円かかりました。
下駄箱リフォームのポイントや注意点
下駄箱リフォームを行う際に抑えておきたいポイントや注意点を解説していきます。
今回解説するのは、以下の4点です。
1.扉の開閉方法を考慮した上で下駄箱を選ぶ
2.収納したい靴の特徴に合った下駄箱を選ぶ
3.湿気や臭い対策をしっかりと行っておく
4.工事の内容次第では玄関が狭くなるケースがある
以上の4点について、1つずつ詳しく見ていきます。
下駄箱リフォームでの失敗や後悔を防ぐためにもリフォームを行う前に一通りチェックしておきましょう。
扉の開閉方法を考慮して下駄箱を選ぶ
下駄箱リフォームを行う際、自分の好みにあったデザインの下駄箱を選ぶ人は多いのです。
もちろん、デザインも重要ですが、下駄箱はデザインだけでなく、扉の開閉方法についても考慮しなければいけません。
なぜなら、扉の開閉方法を考えずに下駄箱を選ぶと、実際に収納する時に不便さを感じる事があるからです。
例えば、スペースが狭い玄関で観音開き式の扉を選ぶと、扉を開いた時に更にスペースが取られてしまいます。
また、一度に多くの靴の出し入れを行う人や出し入れの回数が多い人の場合、引き違い戸の扉を選ぶと多くの手間が掛かってしまうのです。
このような理由がありますので、下駄箱を選ぶ時には必ず開閉方法も考えた上で選ぶようにしましょう。
収納したい靴に合わせて下駄箱を選ぶ
収納したい靴に合わせて、下駄箱を選ぶ事もリフォームを成功させるための重要なポイントの1つです。
例えば、ブーツやハイヒールなどの高さがある靴を多くある家の場合には、高さを調節出来る下駄箱が適してします。
また、靴と合わせてレインコートなどの雨具を収納したい場合には、ある程度の収納スペースがある下駄箱がおすすめでしょう。
このように、収納したい靴などを考えると便利だと思える下駄箱を見つける事が簡単になりますので、ぜひ意識してみてください。
湿気や臭い対策も行う
下駄箱をリフォームでは、湿気や臭い対策も忘れずに行うべきだと言えます。
下駄箱はその環境故に湿気がこもりやすく、また靴を置くので臭いもこもりやすいのです。
しかし、その湿気や臭いの対策を行っておけば、湿気や臭いに困る事は無くなります。
具体的には、調湿機能や消臭機能がある資材を使用する事が最も有効で、簡単な対策方法の1つです。
調湿機能や消臭機能がある資材は、通常のものよりも若干費用は高くなります。
ただ、余裕があれば採用してもらうように依頼する事をおすすめします。
工事の内容によっては玄関が狭くなるので注意
下駄箱のリフォームを行う時、人によってはせっかくだからと収納スペースを出来るだけ増やそうとします。
しかし、必要以上の収納スペースを下駄箱に作る事は避けるべきでしょう。
なぜなら、あまりにも大きなスペースを確保するという事は、その他の玄関部分の面積を狭める事を意味するからです。
また、サイズがあまりにも大き過ぎる下駄箱を設置すると、玄関が暗くなってしまう事もあります。
そういった事を防ぐためにも、必要以上の収納スペースがある下駄箱は選ばないように注意してください。
下駄箱リフォームのまとめ
今回解説してきた下駄箱リフォームには様々な種類があります。
ただ、どのような種類であれ、重要なポイントや注意点を抑えた上でリフォームをすれば、役に立つ下駄箱を手に入れられるはずです。
しかし、実際にリフォームを依頼する際には、必ず複数の業者を比較する事を必ず行ってください。
なぜなら、複数の業者を比較して、初めて行いたいリフォーム工事の適正費用が分かるからです。
また、比較をすれば費用だけでなく対応の差なども分かります。
そのため、ぜひ複数業者の比較をした上で、理想的な下駄箱リフォームをしてもらいたいと思います。
リフォーム費用の適正は?【見積もりが100万円以上安くなる!?】
リフォームを行う際、知り合いの業者、近くの業者など、見積もりを取ると思います。
しかし、業者によって大きく費用が変わってくるため、適当に業者選びする事は避けなければなりません。
実際に、相場よりも100万円以上の高く見積もりをされたという事例もある程。
国民生活センターには、1日15件以上の相談が寄せられており、適正な価格を知る事は非常に重要です。
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