玄関タイルの貼り替えの費用相場と注意点
玄関は、家を訪れた人が感じる印象へ大きな影響を与える場所です。
古くなって汚れた玄関の床をそのままにしておくと、家全体の印象も悪くなってしまう可能性があります。
また、傷が付いた玄関の床は、足を引っ掛けて転倒などの原因にもなるため厄介です。
そのため、汚れや破損が目立つようになってきたら、早めのリフォームをする事が大切になってきます。
玄関タイルの張り替えは、どんな家であっても対応しやすい玄関リフォームの方法です。
玄関を修繕する手段に悩んでいるなら、有力な選択肢になってくれます。
そこで実際に張り替えを行う場合に注意すべき点とリフォームに掛かる費用の相場をチェックしていきましょう。
玄関タイルの張り替えリフォームをする際の注意点
玄関の土間やポーチに用いられる素材は様々です。
コンクリート(モルタル)の床、大理石や御影石などの天然石を用いた床などが代表的な素材として挙げられます。
それぞれビー玉や石を埋め込んだ物、表面仕上げで滑りにくさを重視したものなどバリエーションも豊かです。
しかし、多くの素材の中でも玄関タイルは色やデザインが豊富に用意されており、家に合わせた選択がしやすい物となっています。
価格についても幅が広く、予算に合わせて選ぶ事が可能です。
つまり、玄関タイルの張り替えは、玄関のイメージを変える際に良い手段となってくれる事でしょう。
しかし、張り替えリフォームをする際に注意しておくべき点も存在します。
張り替えを行う玄関タイルの色やデザインを確かめる
張り替えを行う玄関タイルの色やデザインは、しっかりと確かめましょう。
玄関タイルを選ぶ際、どうしても家のイメージに合わせる事だけを考えてしまいがちです。
しかし、玄関は土や泥を初めとする様々な汚れが付着する場所でもあります。
真っ白あるいは真っ黒な玄関タイルを選んでしまうと、汚れが目立ちやすくなりがちです。
そのため、汚れがあまり目立たないベージュ系やグレー系、カーキ系といった色を選ぶ事をオススメします。
また、玄関タイルには様々なデザインがあります。
土間からポーチまで1つのデザインで統一しても違和感のない物を選べば、玄関を広く感じさせる事も可能です。
張り替えを行う玄関タイルが室外に適しているかをチェックする
家の中でタイルを用いる場所は何も玄関だけではありません。
浴室やキッチンなどを初め、内装の壁や床にタイルを貼る場合もあるからです。
そのため、リフォームをする前に玄関タイルの張り替えに用いるタイルが、室外の床に適した製品であるかのチェックが必要となります。
もし適していないタイルを選んでしまうと、劣化が早くなったり、雨で滑りやすくなったりといった問題が起きてくるでしょう。
せっかく張り替えリフォームをしたにも関わらず、すぐ交換しなければならない事態になる事も考えられるので注意してください。
玄関タイルの張り替えでは手入れのしやすさも重要
玄関は土足で行き来する関係上、室内の床に比べて汚れやすい場所となっています。
そのため、綺麗な状態を保ちたいなら、定期的に手入れをしなければなりません。
張替えリフォームの際に水拭きだけでも汚れを落とせるタイルを選べば、手入れに掛かる手間を大幅に省く事が出来ます。
これから日常的に玄関の手入れが続く事を考えれば、これは見逃せないメリットです。
玄関タイルは見た目も重要ですが、メンテナンスに関する機能性についても調べておくと良いでしょう。
張り替えリフォームをする前に玄関タイルの実物を確認する
張り替えリフォームをする前に、玄関タイルの実物を確かめる事も重要です。
慣れていないと商品カタログだけでタイル選びを済ませてしまいがちですが、印刷された写真と実物では意外と印象が異なります。
光の当たり加減で差が出る事もありますし、実物から受ける材質の感じに違和感を覚える場合もあるでしょう。
そのため、張り替えリフォームを行う前に玄関タイルを自分の目で確認してください。
そうすれば、施工後にイメージと違うという事態を避ける事が出来ます。
玄関タイルの張り替えリフォームに掛かる費用
玄関タイルの張り替えリフォームを初めて依頼する場合、どれくらい費用が掛かるのか分からない事も多いでしょう。
玄関を修繕したいと考えてはいるものの、費用の相場が分からず二の足を踏んでいる方もいるかもしれません。
業者の見積もりをしてもらって把握するという方法もあります。
しかし、悪徳業者に騙されないために、ある程度の価格相場を知っておいた方が無難です。
張り替えに用いる玄関タイルの価格やリフォームの施工費の大体の相場を以下で紹介します。
張り替えに用いる玄関タイルの素材と価格相場
張り替えに用いる玄関タイルの価格は、素材によって異なります。
どの素材を選ぶかによって、リフォーム全体の費用も変わってくるという事です。
用いられる事の多い素材の種類と価格相場は、以下の表のようになっています。
素材 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
ファインストレート | 滑り止めのため表面に凹凸加工(砂岩調) | 30cm角1枚あたり約150円〜 |
テラスタイル | 汚れにくく滑りにくい(テラコッタ風) | 30cm角1枚あたり約400円〜 |
メタリックタイル | 金属をイメージした独特の雰囲気 | 40cm角1枚あたり約1,000円〜 |
玄関タイルの張り替えリフォーム全体で掛かる費用
玄関タイルの張り替えリフォームにかかる費用は、タイル代だけではありません。
既存のタイルを撤去する作業、張り替える作業に掛かる施工費も計算に入れる必要があります。
5平方メートルの玄関で張り替えリフォームを行う場合、撤去費用に2〜3万円、タイル代と張り替え費用に6〜8万円、合計10万円程度になる事が多いのです。
もちろん、リフォームを行う玄関の状況によって施工費は変わりますし、タイルにこだわるのであればその分費用は高くなります。
優良な玄関タイルの張り替えリフォーム業者を選ぶ方法
一般的な玄関タイルの張り替えリフォームの価格相場を紹介しましたが、業者によっても支払う金額は変わってきます。
そのため、1社だけで見積もりを取るのではなく、複数の業者を比較して優良な会社を選ぶ事がオススメです。
目を付けた会社に順次見積もりを依頼していく方法も出来ますが、数が増えてくると面倒に感じる事もあるでしょう。
そんな時は、一括見積もりサイトを活用すると便利です。
見積もりの依頼に必要な情報を一度に入力出来るので、リフォーム業者選びの手間が省けます。
DIYで玄関タイルの張り替えリフォームをする方法
玄関タイルの張り替えリフォームは必ず業者に依頼しなければならないという訳ではありません。
自分自身の手で作業をするDIYでも玄関タイルの張り替えは可能です。
作業用の道具をある程度揃える必要はありますが、施工費を節約する事が出来ます。
自分のイメージ通りのリフォームがしやすいというメリットもあるので、こだわりが強い人はDIYに挑戦してみるのも良いでしょう。
具体的な張り替えリフォームの例としては、以下のような作業が挙げられます。
Pタイルを用いた玄関タイルの張り替えリフォーム
Pタイルを用いた玄関タイルの張り替えリフォームは、専門知識がなくても挑戦しやすい作業です。
既存のPタイルをスクレーパーというヘラ状の道具を使って剥がし、床に接着剤を塗っていきます。
そして、ローラーを使ってPタイルをしっかり貼り付けた後、隙間に目地材を詰めればOKです。
基準線を引いたりスペーサーを用意したりすれば、Pタイルをより綺麗に配置する事が出来るでしょう。
また、タイルの置き方をあらかじめシミュレーションしておく事もオススメです。
タイルオンタイルで手軽に玄関タイルの張り替えをする
既存のタイルの上に新たなタイルを配置するタイルオンタイルは、手軽に行える張り替えリフォームです。
玄関タイルを撤去する作業が必要ないので、初めてDIYでリフォームをする場合でも戸惑う事なく作業を進められるでしょう。
下地処理をする、タイルを貼る、目地を埋めていくという作業の流れは、Pタイルを用いる場合とそれほど変わりません。
既存のタイルに大きな破損がなければ、撤去しなくても快適さは確保出来るので安心してください。
モザイクタイルを用いた玄関タイルの張り替えリフォーム
モザイクタイルを用いた玄関タイルの張り替えリフォームもDIYで行う事が出来ます。
簡単な方法としては、シート状になっているモザイクタイルを使う事です。
この方法であれば、前述した張り替えリフォームと同じ感覚で手軽に作業を完了出来るでしょう。
完成後のデザインにこだわるのでれば、モザイクタイルを1つずつ配置していく方法もあります。
時間はかかりますが、自分の思い通りの見た目にしやすいです。
既製品の玄関タイルに満足出来ないのであれば、挑戦してみる価値はあります。
玄関タイルの張り替えリフォームまとめ
玄関タイルの張り替えリフォームをする際は、タイルの色やデザイン、手入れのしやすさなど様々な点に注意する必要があります。
玄関タイルの価格相場は素材によって異なるので、自分の希望と値段を見比べながら適切な製品を選びましょう。
タイルの撤去費用や張り替えの施工費を合わせると、一般的な張り替えリフォームに掛かる費用は10万円程度になると考えておくと良いでしょう。
また、業者に見積もりを依頼する際は、一括見積もりサイトを利用すると便利です。
リフォーム方法によっては業者に依頼するのではなく、DIYで作業を完了するという選択肢もあります。
リフォーム費用の適正は?【見積もりが100万円以上安くなる!?】
リフォームを行う際、知り合いの業者、近くの業者など、見積もりを取ると思います。
しかし、業者によって大きく費用が変わってくるため、適当に業者選びする事は避けなければなりません。
実際に、相場よりも100万円以上の高く見積もりをされたという事例もある程。
国民生活センターには、1日15件以上の相談が寄せられており、適正な価格を知る事は非常に重要です。
- 上場企業が審査したリフォーム会社が800社以上登録
- 複数の業者と比較をして適正価格にて施工が可能
- 最初から最後まで完全無料
- しつこい営業が一切ない
- 断り代行を無料で行う
- 相談だけでも気軽に可能!
中立な立場のアドバイザーが依頼主の要望をヒアリングして、リフォーム計画や費用の情報を無料でアドバイスしてもらえます。
また、相談データを踏まえた上で、リフォーム業者を紹介してもらえるため、自分に合った業者となっています。
スーモカウンターリフォームでリフォームを行った場合、リフォーム会社が万が一倒産した場合でも独自の保証を行ってくれる事も安心です。
既に見積もりを取った方も、数十万円単位で安くなる事も珍しくないため、利用してみて損はありません。
また、紹介された業者への断り連絡を、スーモカウンターリフォームが代行してくれます。
対面で気まずいという方でも安心して利用出来ます。
\リフォームの最安値をチェック/